「ヒーリング・バックペイン」~ジョン・サーノ著、春秋社刊~

【20190714-6-76】本書に出会ったのは僥倖だった。職場にかつての先輩が訪ねてきて雑談で最近腰痛で悩まされているという話をしたときに、先輩曰く「それはバックペインだな、光と思ってもいい」と言って本書を紹介してもらった。先輩も数十年、腰痛に悩まされているが、今はさほどでもないという。それにしてもこれまで全く聞いたこともない話で、まだ半信半疑でもあるが、TMS(「緊張性筋炎症候群」(Tension Myositis Syndome))という概念は、一言でいうと腰痛は構造的な要因ではなく心的な防御反応から身体に痛みを感じさせる脳の動きという理解をした。確かに、慢性的になってきた腰痛で四六時中、どこかで心が痛みに囚われているのは確かだ。そういった点で、現在膠着状態から一歩抜け出る可能性を、先輩は「光」と言ったに違いない。そのことを、今度お会いした時に是非とも確かめてみたい。

【読書メモ】
「TMS(緊張性筋炎症候群:Tension Myositis Syndome)は心の現象によって起きるが、その症状はあくまでも身体に現れる。」(p.ⅵ)

「つまり、人間には心の状態が身体に現れる場合があるということを認識したのである。もしこの事実を見過ごせば、痛みは永遠につづき、身体の機能も奪われることになる。」(p.18)

「これまでの医学は身体という機械に焦点を合わせて診断を下してきたが、本当の問題はその機会を動かしている心に関係していると思われる。」(p.37)

「不安は、人間だけに備わった予期する能力によって生まれる。」(p.47)

「抑圧された不安や怒りなどの感情が脳内で作用しはじめると、自律神経系がある部分の筋肉や神経、腱、靱帯の血流量を減少させ、その結果、その部位の組織に痛みやその他の機能障害が起きる。」(p.76)

「免疫系は、その複雑さと有能性の点で、まさに驚異である。」(p.192)

◆痛みは構造異常ではなくTMSのせいで起こる
◆痛みの直接原因は軽い酸欠状態である
◆TMSは抑圧された感情が引き起こす無害な状態である
◆主犯たる感情は抑圧された怒りである
◆TMSは感情から注意をそらすためだけに存在する
◆背中も腰も正常なので何も恐れることはない
◆それゆえ身体を動かすことは危険ではない
◆よって元のように普通に身体を動かさなくてはいけない
◆痛みを気に病んだり怯えたりしない
◆注意を痛みから感情の問題に移す
◆自分を管理するのは潜在意識ではなく自分自身である
◆常に身体ではなく心に注目して考えなければならない
(p.102)

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