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私が仕事で出会った魅力的な人たちは、ほぼ間違いなく何らかの“シャドーワーク”を実践している。だから、この本を読んだときは、「へーっ」という感想よりはむしろ「そうそう」といった感じで、“シャドーワーク”の必要性について、意を強くした。 “シャドーワーク”という言葉は、もともとイリイチの造語で「無報酬とされている仕事だが、何らかの経済行動の基盤を維持したり、支援したりするために不可欠の仕事」と定義され、その典型的なシャドーワークの例は、「専業主婦などの家事や育児」の意味でとらえられていた。しかし、本書で言う“シャドーワーク”とは、企業内において、正規の仕事とは認知されていないが、自己の高い問題意識から自発的に非公式の活動を行うことを指している。 本書では、扉に「楽しい仕事、ワクワクする仕事をしよう。〜シャドーワークとは、通常の業務、意思決定プロセスからは外れた、個人の自主的な意志と裁量による創造的な仕事を指している。質の高いシャドーワークこそが組織をクリエイティブに動かし続け、また社員自身も生き生きと活躍できるベースとなるのだ。」と紹介している。それゆえに、そこにかかわる人と話をしているととてもエキサイティングで魅力的に感じる。 しかし、企業内でこういった活動を行うのは自分自身の経験も含めて非常に困難な課題をはらんでいる。本書では、そういった課題を指摘しつつもやはり、シャドーワークの価値を認め、最後は2030年の世界における日本のポジショニングから俯瞰しつつ、我々にイノベーションを促している。 振り返ってみると、今でこそ企業内でのイントラネットの普及は当たり前のようになっているが、当時、自発的な組織横断的メンバーで仕掛けを考え、会社に試験的な導入の許可を取り付けて導入実施したもの(JOSS)は、瞬く間に社内に広がり当時は、大いに社内コミュニケーションのスピード化に貢献したと思っている。これなどは、今考えると、シャドーワークそのものだ。 【定義】 「シャドーワークとは、変化とスピードの時代にあって、組織にイノベーションを陰で支える“目に見えない世界”でのワークスタイルの事を言う。」 【読書メモ】 「よい仕事をするには、自分を豊かにしなければならない」(p.204) 「バーチューソ・チーム」;Virtuoso Teams(p.243) |
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シャドーワーク 一條 和生 徳岡 晃一郎著
「シャドーワーク」とは、公式の組織で規定された権限や役割などにない、自主的な意思... ...続きを見る |
インプット、アウトプット 2007/08/21 23:23 |
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