「掃除婦のための手引き書」~ルシア・ベルリン著、講談社刊~

【20190923-7-2】必ずしも自伝ではないとは思うが、この24の作品は珠玉の短編集だ。彼女の壮絶な人生、それでいて清々しく哀しい。幼少時代からの家族との確執、特に母親との関係は子供の人生に大きな影響を与えている。それでも彼女は自分の人生を主体的に生き、数々の言葉を書きとどめながら自分自身を支えてきたのだろう。本書に翻訳されている作品が、どの時期にどんな紙面に載ったのかはわからないが、時代を超えて読者の心に突き刺さるものがある。

【読書メモ】

「モンタナ州のデューセズ・ワイルド鉱山で、私は五歳だった。」~『ファントム・ペイン』(p.78)

「深くて暗い魂の夜の底、酒屋もバーも閉っている。」~『どうにもならない』(p.116)

「『ママは何でもお見通しだ』と妹のサリーは言った。」~『ママ』(p.202)

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